ワインのボトルを収納する家具として注文を戴きました。しかし実は、これは他の家具との抱合せで考えられたものでした。他に納めた家具と既存の家具との間を埋める「スキマ家具」という性格だったのです。

そんなふうにして生まれた家具ですが、考えてみれば、まさに注文家具の醍醐味を発揮しているとも言えるでしょう。

そして、隙間を埋めるという目的の言わば外道が、逆に肩の力の抜けたスッキリとした作品になったように感じられました。



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